昨夜は、月没後から薄明まで撮影しながら、流星群を見ていました。それほど、数は多くはない印象でした。極大のピークは過ぎた後であったようです。それでも、音もなくすーっと流れる星は大変綺麗です。
昨夜はSEO COOLED 6D+EF35mmF1.4LIIとCenral DS Astro60D+Samyang 14mmでの体制で撮影しました。
とりあえず、ラッキーショットといえる、一こまに3ヶ流れてくれたショットをアップします。
撮影データ:EOS 6D (SEO-COOLED) ISO1600
Canon EF35mm/F1.4 L II 絞りF2.0 60sec
ATLUX赤道儀 ノータッチガイド
RAP2でフラット→CS6でRAW現像TIFF化→SI7でカブリ補正→CS6で強調と補正処理
追記
yatsuさんの質問に答えて
FLAT作成はEL板でするようにしています。薄明FLATが良いとも聞きますが、眠いのでしていません。
EL板はそのままだと、結構明るいので、車のフィルムと色セロファンを組み合わせて、だいたい1秒から5秒で同じくらいのレベルになるように明るさを調整しています。
大きくカラーバランスが崩れることもありますが、BAYER MERGEで対応します。また、絞りは当然ですが、ピント位置も実際の撮影と同じ部分で撮影します。
フラットフレームです。
山すそは当然ながら、左側でありますが、右側はストンと落ちた形です。今回のフラットは比較的、カラーバランスが整っていました。
ライトフレームです。
ライトフレームは、少し緑が弱めのカラーバランスとなっています。
CS6でRAW画像を開く際に、画面中央のRGBレベルの数値をチェックしておきます。
FLAT画像で同じレベルとなるものを複数枚利用して、RGB毎にフラット作成します。それぞれの露光時間に近いダークも作成して、RAP2でフラットを作成し、Bayer MERGEでRGBのフラットを作成していきます。それを利用して、RAP2でFLATとDARK処理します。
追記その2
Photoshop CS6でRAW画像を開くと、Camera RAWが自動的に立ち上がります。
開いた画像の中心にカーソルを置くと、その部位のRGBレベルが画面の右上に表示され、それをメモします。これをライトフレームのレベルとします。
以下私のフラット画像の手順です。
部屋は暗くして撮影して、フラットの光以外の迷光が入らないようして、フラット画像を何枚か撮影します。また、フラット板の上でカメラを何回か回転してムラが平均されるように8枚くらい(90°ずつ回転して2枚ずつ)撮影します。だいたい4段階くらい露光を変えて撮影しています。すなわち、それぞれの露光に対し、8枚くらいは撮影します。また、それぞれの露光毎のRGBレベルをメモして、ライトフレームのレベルにあうフラット画像の枚数をエクセルで計算させます。そして、適正な露光時間と枚数をチェックします。それに合う、フラットダークもそのときに撮影します。
フラットとダークをDNGコンバーターで変換して、RAP2でRGB毎のふラットを作成します。そのとき、必ずフラットダークをチェックして計算させます。
最後にベイヤーマージで、最終的なフラットを作成します。今のところ、これでだいたいフラットは合うように思います。他の方のフラット作成も参考にされると良いと思います。
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