寒い荒天の冬
2018-01-28


今週は、四国でも寒い日が続きました。月が大きくなったので、どちらにしても、冬眠状態です。

撮影できないので、過去画像を用いて、再処理なんかをしてみました。昨年撮影したD810Aのオリオンですが、私の印象では、色調に違和感を覚える画像となりました。このデータ自体は、フォーカスもガイドもぴったりで、元データとしては良いので、昨年はこれをL画像として、RGBデータを以前撮影したデータを利用して、RGBモードでのLRGB合成をしてみました。前回Labモードでの合成はしていなかったので、今回それをトライしてみました。

以前のRGB画像として、60D+APO sonnarで撮影したデータを用いました。APS-Cの135mmなので、35mm相当での焦点距離は216mmとなり、77EDII+F4DGの330mmに比べ、解像度や画角がかなり異なりますが、トライアルなので良しとしました。

PhotoshopのLabモードで処理をしていくことになります。
2つの画像をPhotoshopのレイヤーの自動整列機能と変形を利用して、ぴったりと合わせてから、L画像とRGB画像を作成します。色調の好ましい60D+APO Sonnar側の画像をRGB画像として保存、L画像側はD810A+77EDII+F4DGの画像とします。

RGB画像をLabモードに変換して、Lチャンネルの画像をD810Aで作成したL画像に差し換える方法になります。

このままだとL画像のコントラストが元々のRGB画像のコントラストに依存して変化するようなので、レベル調整の調整レイヤーを作成してL画像のコントラスト変化させて調整することになります。
それで作成したオリオンはこんな感じです。

禺画像]

D810Aのデータの利点である高解像度低ノイズ画像を生かしつつ、色調の違和感がありません。
D810Aで、ビビッドな色調の画像処理をされている作品を見ると、どうされているのだろうと考えてしまいます。今回、D810Aの画像処理のアプローチの一つとしてトライしてみました。

冬の撮影できない時期はいろいろと妄想がわいてきます。
フルサイズのカメラレンズ撮影では、光害カットフィルターは使いづらいです。フルサイズ用のレンズ後部のフィルターもありますが、高性能レンズや広角レンズでは画質の劣化は避けづらいと思います。

ほんまかさんのR64フィルター利用の赤い星雲強調を応用した画像での撮影をトライしようと画策しています。R64の径の大きなフィルターは入手困難ですが、R60ならば77mmや72mmといったフィルターもヤフオクで数百円で入手可能です。これをレンズ前に入れて、L画像の補助データすることを考えています。


[天体写真]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット